サイクルチャレンジ2016 in 競輪場

タンデム自転車NONちゃん倶楽部2016競輪

 

本年度は松山市の委託事業として取り組むことに

平成28年6月19日(日) 愛媛県松山市市坪西町796-6 松山中央公園 瀬戸風バンク中央フィールド


梅雨時期のイベント 雨もみんなの力で乗り切れる 最高の仲間が叶えた2016の瀬戸風バンク

昨年までNONちゃん倶楽部で開催していたこのイベント。今年は松山市障害福祉課から、松山市の福祉事業として「タンデム自転車NONちゃん倶楽部」が開催しませんか?と言われました。
エッ!!できるかな?と不安もありましたが、相談役の方々から「やりましょう!!」と後ろを押していただきました。総合福祉の視点から「どんな障がいがあっても楽しめる。」そんなイベントをする為に何ができるかな?と考えていました。
障がい者スポーツ協会さんのイベントで出会った「ハンドサイクル」の方々にもお声掛けをさせていただき、皆様の御好意で試乗会までしていただけることになりました。
そして場内ブースには毎回恒例となった競輪選手使用の「固定ローラー」で自己記録挑戦!!昨年からご協力をお願いしている「折り媛」の折り紙コーえていただき弾ける笑顔の花畑のようでした。
競輪場では普段は食べる事ができない選手専用のカレーを御協力頂きました。
今回は電動車いすの山下さんが初めて競輪バンクを走りました!!今年も加藤拓君(座位保持が困難)が県庁パイロットの善家さんに押してもらってバンクを走りました。毎年参加の石丸翔君将来パラリンピックを目指すかな?自転車それとも夢中になったサウンドテーブルテニス?松井望央ちゃんはハンドサイクルにチャレンジ。国体を目指すかな?
目が見えない人の方が輪投げや知恵の輪木工が上手でしたよ!!目が見えなくても、折り紙も楽しめました。皆様のお蔭で大成功!! テレビ愛媛さんが夕方の番組「みんなのニュース」で特集を組んで放送して下さいました。
ナー。「くた工房」の知恵の輪木工コーナー。今年から「愛媛県レクリエーション協会」のゲームコーナーも準備。そして障がい者同士の交流を図る事で可能性が広がると思い、「サウンドテーブルテニス(盲人卓球)」を導入することを決めました。
いつもイベントの朝に願う「晴れました、ありがとうございます」の念力が弱ったのか目が覚めるとドシャ降りの雨!!
朝6時半にスタッフのタローさんから「僕の車でタンデム自転車を競輪場まで運びましょう!!」と機転の効いた電話が入りました。一台では大変だと思いサイクルハウス・ウエスタンの河井さんに応援要請。快く引き受けて下さり事なきを得ました。感謝です!!
素晴らしい事にイベント開催中は雨が降らず、最高のコンディションで終えることができました。100名を越すボランティアに支えていただき弾ける笑顔の花畑のようでした。
競輪場では普段は食べる事ができない選手専用のカレーを御協力頂きました。
今回は電動車いすの山下さんが初めて競輪バンクを走りました!!今年も加藤拓君(座位保持が困難)が県庁パイロットの善家さんに押してもらってバンクを走りました。毎年参加の石丸翔君将来パラリンピックを目指すかな?自転車それとも夢中になったサウンドテーブルテニス?松井望央ちゃんはハンドサイクルにチャレンジ。国体を目指すかな?
目が見えない人の方が輪投げや知恵の輪木工が上手でしたよ!!目が見えなくても、折り紙も楽しめました。皆様のお蔭で大成功!! テレビ愛媛さんが夕方の番組「みんなのニュース」で特集を組んで放送して下さいました。

タンデム自転車NONちゃん倶楽部2016競輪

 


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参加者の声●〜〜〜〜

 

 

ハンドサイクル 安井 幸重 さん

 当日は自宅を出るとき天気予報は大雨・洪水・雷注意報が出ていたので少し躊躇していました(雨天決行とありましたが脊損者は濡れると着替えが大変)。他のメンバーと連絡を取り合い、とりあえず行ってみようと言うことで出発しました。桜三里の最後のトンネルを抜けると嘘のように雨が止んでいました。朝9時前に競輪場に無事に到着。津賀さんの情熱パワーで嘘のように雨が上がりました。イベントは通常入るこなどできない競輪場。そして現役の選手達とふれあい、とても貴重な様々な体験ができたこと、素敵な思い出の時間が過ごせたことに感謝いたします。タンデム自転車での参加者の皆さんも、一般道とは違いボランティアの皆さんや競輪選手とバンクでの走りに大変満足されていたように見受けられました。ハンドサイクルの試乗会も今までにない大勢の方が参加をしていただき楽しく良い思い出が出来た事と思っています。また次回このようなイベントがあれば、出来る限りの参加をさせていただきます。

 

Coパイロット 山下 貴弘 さん

 僕はタンデム自転車に乗るのは2回目でした。そして今回初めて競輪場に行きました。あまりにもバンクの角度があることにビックリしました。 競輪選手の走りを見せていただいて、あまりの迫力にビックリしました。 ぼくは何回もパイロットの方と一緒に乗りました。雨が止んでとても気持ちよかったです。ぼくが毎日見ているテレビ愛媛の「みんなのニュース」の名護谷アナウンサーも取材に来てて偶然に会えて色々おしゃべりしたり、3人乗りの自転車に一緒に乗れて嬉しかったです。またこれからもNONちゃんさんのイベントに参加させていただきたいです。

 

パイロット 松田 俊二 さん

 土砂降りの中、不安を抱えて瀬戸風バンクへ参りましたが取り越し苦労でした。普段はマジメな大人たちが、今日ばかりは皆笑顔。その理由が何なのか気づくのに時間はかかりませんでした。そう!タンデム自転車に乗ってしまえば良いのです。忘れかけてた優しさに気づきます。見えてなかった大切なモノに気づきます。世の中捨てたもんじゃないなぁ、と気づきます。素晴らしい人生を見つけたかったら、NONちゃん倶楽部でペダルを漕ぐことをお勧めします!

 

Coパイロット 白戸 美由紀 さん

競輪場のタンデム自転車は私にとって神様、ご先祖様からの最高のプレゼントです!!6月19日津賀さんから連絡をいただき、張り切って行くぞ~と嬉しさと元気が湧いてきました。競輪の井上さんをはじめ現役競輪選手の方々、ボランティアさん、そして参加者の人達とまた会えるとワクワクしながら当日を待ちました。そんな日々を過ごす中、主人に予期せぬ大事故が起きました。背骨を骨折して寝たきりになるかも、という安静状態に。何もかも忘れ毎日毎日「元のような体になって。」と願いながら看病を続けていました。そして回復の見込みが見えてきたある日、恐るおそる主人に「19日タンデムに行っても良いですか?」と聞くと「うん良いよ。怪我をしない様に行っておいで。」と快く私を出してくれました。19日朝4時頃、雷と大雨。出発の朝7時頃は凄い大雨。でも私は「津賀さんと私がいるから大丈夫!!」と言い聞かせて出発しました。3回目という事で人・人・人で一杯でした。津賀さんの力は凄い!!バンクに入れば雨は上がり最高!!顔見知りの方々と笑顔で挨拶。ハイタッチでエンジン上昇。今日は今までとは違う頬に当たる柔らかな優しい風。ペダルを踏む脚は今までにない軽やかさ。そしてペダルを踏める脚に感謝の心を感じながらこのイベントを開催して下さった津賀さん、現役競輪選手の皆さん、OBの方々、ボランティアの人達に特別な気持ちで感謝いたしました。心も体もリフレッシュ!!こんなに沢山の幸せをくれたタンデムイベントに感謝感謝です。夕方4時頃主人の病室に「ただいま!!」と大声で帰ると、主人が「おかえり。」とにこっと笑って迎えてくれました。私の心に残る一日でした。主人と、そして皆様ありがとうございました。

 

パイロット 小原 香 さん

 今回初めてボランティアとして参加させていただきました。私はタンデム自転車に乗るのが初めてでした。漕ぎ出しや停車時はもちろん、走行中に息が合わなかったらどうしようと心配でした。またパイロットとして視覚障がいのある方を乗せて走るということに不安もありました。しかし、一度タンデム自転車に乗ってみるとそれまでの不安や心配は全身に感じる風と共にすーっと消えていくようでした。当日の朝は大雨だったにも関わらず体験時には雨が上がり快適にタンデム自転車を楽しむことができました。普段、視覚障がいのある方と接する機会があまりなく誘導など対応に戸惑ってしまう部分もありました。しかし自転車に乗った時の体に感じる風の心地よさを視覚障がいのある方とも共有できたことが何よりも得難い経験となりました。 このような機会を与えていただき、関係者の皆様には大変感謝しています。今後もタンデム自転車を通して様々な方々と交流を深められたらと思います。本当にありがとうございました。