タンデム自転車サポーター養成研修会 in 愛媛県運転免許センター

タンデム自転車NONちゃん倶楽部2017サポーター養成

 

家族の支え、子供たちの積極 的な参加。パイロットをはじめ、愛媛県警やみなさんのご協力と天が味方。安全運転と交通ルールの大切さと最新状況の把握が命を守る!

平成29年8月26日(土)愛媛県松山市勝岡町1163-7 愛媛県運転免許センター
主催:愛媛県障がい者スポーツ協会


天が味方!!

NONちゃん倶楽部が大切にしている企画。安全講習会も今回が第6回目。タンデム自転車の前に乗るパイロットの健常者の方、そして後ろに乗るCoパイロットの障がい者の方などに交通ルールや乗車技術を体験していただくもの。愛媛県運転免許センター愛媛県警からも全国でも最先端思考での自転車の交通安全指導をいただきます。NONちゃん倶楽部では、パイロット・Coパイロット共にこの安全運転講習を受けることを必須としています。昨年に引き続き、ハンドサイクルの方々もに参加していただき、タンデム自転車に限らず広く交通安全運転の認識をしていただきました。
開催当日の朝、予想もしていなかった大雨と雷。外のイベントに雨でないほうがいいのは決まっている。こんなときにいつも言う言葉がある。それは「晴れました!ありがとうございます。」言葉に繰り返し出し続ければ必ず叶うという代表津賀の言葉。NONちゃん倶楽部事務所を出る前になんと雨は止んでしまいました。
免許センターでは午前中、安全運転に関する講習が教室で行われました。具体的な交通ルールの最新情報・障がい者の視点からの交通事情・タンデム自転車の物理的現象など、自転車新文化最先端を行く愛媛県ならではの、複合交通での自転車のありかたを把握する機会となりました。
この午前中の教室講習の間になんと外はまた大雨。しかし代表津賀の「晴れました!ありがとうございます。」の言葉がまたまた効いたのか、午後の場内実技体験でコースに出るときには雨が止んだ。天に感謝!

タンデム自転車NONちゃん倶楽部2017サポーター養成

県警より交通ルールについて講話 

タンデム自転車NONちゃん倶楽部2017サポーター養成

福祉センター中川先生の障がい者特性

家族愛って素晴らしい!!

今回の参加者の中には、このイベントの前にNHK「ドキュメントしこく」でNONちゃん倶楽部の活動が取り上げられ、その放送を見たという実希ちゃんの家族が4人で参加。実希ちゃんの家族は会場より150kmも離れた隣県の徳島県よりのご参加。実希ちゃんは自閉症でてんかんを持っているため、普段は自転車に乗ることが難しいのです。しかしいつかは家族皆でしまなみ海道を走りたいという夢を実現するために、今回の参加を決めたそうです。最初嫌がる実希ちゃんにお姉ちゃんとお母さんが「お願いだから乗ろう!!」とかなり強行にすすめることで「乗った~!!」夢に向かって一歩を踏み出せたこと、家族皆で喜んで下さいました。本当に良かったと思う瞬間です。

 

タンデム自転車NONちゃん倶楽部2017サポーター養成

しまなみ海道を目指し練習する実希ちゃん

タンデム自転車NONちゃん倶楽部2017サポーター養成

後方よりクルマの接近の危険性を体感

子供達の反応に驚き

今回の研修会、子供さんの参加もありました。大人たちと違い、教室での2時間ほどの講座は退屈だろうと予想し「コマ」や「輪投げ」のゲームコーナーを教室の外に準備していました。しかしそんな予想に反して子供たちも積極的に教室の講座に参加。田房聖菜ちゃん(12歳)は、「知らない事がいっぱいなので、一緒に勉強したい」と熱心に受講してくれました。

 

今回の研修会にはパイロットと障がい者の積極的な参加で、みなさんに自転車の交通ルールの勉強ができました。また今回、あいテレビ「愛と命のキャンペーン」の取材も入っていただき協力をいただきました。
タンデム自転車を取り巻く交通安全運転をみなさんに周知していただけたこと、今回もみなさまに感謝いたします。そしてお天道様にも感謝です。

タンデム自転車NONちゃん倶楽部2017サポーター養成

 

 

〜〜〜〜●参加者の声●〜〜〜〜

 

Coパイロット( 白戸 美由紀 さん )

 走っている間は雨にうたれず、タンデム自転車乗車時はずっと曇り。私にとっては日焼けを気にせずちょうど良い日でした。朝の天候から、津賀さんやスタッフの方々はとても心配だったと思います。しかし津賀さんは晴れ女、今回も証明しました!午前中の座学は、私にとって非常に参考になる役に立つ講演でした。「安全」から「安心」そしてそれが楽しさに、その通りです。パイロットの方々は、運転中常に気を張って安全に気をつけながらCoパイロットに色々と周りの情報を伝え楽しませてくださいます。パイロット・Coパイロット2人で両輪。「タンデム自転車」に出会いそれに乗せていただき、私は、最高に し・あ・わ・せ です。Coパイロットからお願いが1つ。自転車出発のとき「右足(または左足)から出ます。」と一言伝えていただければ、乗り始めがフラつかないで走行できるかと思います。パイロット・スタッフの皆様、これからも1日でも多くタンデム自転車に乗りたいと願っております。いつも、ありがとうございます。これからも、ず~っとよろしくお願いいたします。

 

 

 

愛媛大学学生( 河内 望 さん )

「すっごく楽しかった!!!」これが私のタンデム自転車を乗ってみての感想です。しかし慣れるまでは息を合わせて漕ぎ出さないと進まないし、自分勝手な漕ぎ方ができないことに苦戦しました。でも慣れてくると二人で力を合わせて漕ぐ楽しさや話をしながら自転車に乗れる良さを感じました。研修会では、タンデム自転車の交通ルールやタンデムの良さを学び、今後に生かしていきたいと思います。午後の場内での乗車体験では、実際に視野狭窄症と白内障の合併症の疑似体験をしてタンデムに乗りました。正直怖くて腕に力をいっぱい込めていました。全ての感覚が目以外のところに集中して、少しの衝撃も大きな衝撃のように感じたくらいです。急な段差やカーブを事前に声かけが必要な理由がよく分かりました。タンデム自転車の中には安定して乗れるものや、とてもスピードの出るものなど様々な種類があります。楽しみ方にも工夫ができることが分かりました。パイロットは2人分の命を預かっているすごく重要な役割です。その分、活動する喜びは2倍になると思います。「あなたの目となり、足となる」この言葉を胸にこれからもタンデム自転車に乗れたら嬉しいです。