深川医療器(株)交流イベント生口島 タンデム自転車一周サイクリング

タンデム自転車NONちゃん倶楽部2018生口島タンデム自転車NONちゃん倶楽部2017もんちっち海岸

第7回スポーツチャレンジ フェスティバルin生口島

様々な車いす自転車に触れ、また新たな 障がい者対応を感じたイベント

平成30年6月9日(土) 広島県生口島・瀬戸田サンセットビーチ


平成30年6月9日(土)いよいよ暑くなってきた初夏の日差しの中、しまなみ海道中間地点にあたる生口島・瀬戸田サンセットビーチで「第7回スポーツチャレンジフェスティバルin生口島」が開催されました。主催は広島県で福祉車両などを制作する深川医療器(株)。このイベントに初めて合流させていただきました。
深川医療器(株)様との出会いは、車両競技公益記念財団の助成金でハンドサイクルを購入したことがキッカケでした。
ここ数年、NONちゃん倶楽部のイベントに肢体不自由の若い方の参加が増えてきました。そこで様々な専門業者様との出会いもあり、みなさまの開催されているイベントに合流させていただく機会も増えてきました。 参加するたびに、NONちゃん倶楽部が知っている機材などの情報なんてほんの少しの事なのだと痛感させられます。

タンデム自転車NONちゃん倶楽部2018生口島
車いすがそのまま乗せられるモビリティ体験
タンデム自転車NONちゃん倶楽部2018生口島
安全な場内をゆっくり走行。

当日のコースは、NONちゃん倶楽部が担当する生口島一周コースと、深川様が瀬戸田サンセットビーチの広場で行うスポーツチャレンジコースの2つに分かれてスタートします。
今回は、残念な事にパイロットの数が足りていませんでした。そこで、Coパイロットのお父さんに「パイロットにチャレンジしてみませんか?」と提案してみたところ、やってみるとのお返事をいただきました。初体験ということもあって交替要員をつけてのスタートでした。しかし、なんと最後まで走りきることが出来たのです!父子の素敵な記念日となりました。

タンデム自転車NONちゃん倶楽部2018生口島
40年以上前の旧タイプ車いす自転車
タンデム自転車NONちゃん倶楽部2018生口島
3輪の視覚障がいの方の操舵体験走行

広場で行われるスポーツチャレンジの方では、初めて目にする様々な車いす製品が沢山あり、いろいろ試乗することが出来ました。 その中に、レトロな感じのハンドサイクル(右手でクランクを回すと車輪が回転し、左手でハンドル操作する事で方向を変える)がありました。今回参加の右麻痺の北君にはリハビリにもってこいのものだと感じました。
早速、深川医療器の社長に「競輪場のイベントでみなさんに体験させてあげたいのですが。」と貸していただくことをお願いしてみたところ、「良いですよ」と快諾していただきました。おかげ様で、サイクルチャレンジ2018の会場に車いすバイクと、レトロなハンドサイクルを導入する事が出来ました。 感謝です!!

 

〜〜〜〜●参加者の声●〜〜〜〜

 

パイロット  苅田欣也(Coパイロットの父)

  初めてのタンデム自転車パイロット。瀬戸田サンセットビーチにてタンデム自転車でのパイロットとして息子と二人でスタート。タンデム自転車は、二人の協力で快適に走行できるとの思いに反して息子はペダルに足を乗せてはいますが、いつものように力を入れて漕いではくれません。ニコニコしながら周りの景色を楽しんで私のパイロットに任せっきり(笑)。こうなるとパイロットの私は信号待ちでのスタートや上り坂になると、ペダルに力を込めての悪銭苦闘の連続。明日から筋肉痛かと思いながらも無事ゴール出来ました。今回の体験で障がいがあっても一緒に安全に自転車を楽しむ事ができる事をしっかり認識出来、楽しい1日を過ごせました。NONちゃん倶楽部のみなさま本当にありがとうございました。

 

ボランティア ( 岡本みあさ (18歳) )

  今回のイベントでは、多種多様な車いすの試乗会とタンデム自転車によるサイクリングが行われました。私は写真・ビデオ撮影としてイベントに参加しました。多くの障がい者さん達とその保護者さん、そしてスタッフさん達がそれぞれに協力して場を盛り上げていて楽しんでいるという印象を受けました。私もボランティアとして参加し、いろいろな障がい者さん達とふれ合うなかで、特に印象に残った方々がいました。それは視覚障がい者の方々です。私はその方々とお話しをしてさまざまな発見と驚きがありました。特に目が見えなくても、自分で家事ができること。目が見えなくなったことで視覚以外の感覚が鋭くなったということに驚き、関心を持ちました。またそれにより日々の生活の大切さを改めて感じ、前向きに人生を楽しんでいると話されていました。今回のイベントに参加していろいろな人達と話す機会がありました。障がい者の方々への理解を深め、今の生活をさらによりよくしていきたいと感じました。そのため今後もこのようなイベントに積極的に参加し、楽しんでいきたいなと思います。

 

 

タンデム自転車NONちゃん倶楽部2018生口島