サイクルチャレンジ2020 in 競輪場
タンデム自転車NONちゃん倶楽部10周年特別企画
サイクルチャレンジ2020in競輪場
テーマ
あきらめない天使に風を!!第2弾
- 日時:令和2年9月20日(日)
- 開催地:愛媛県松山市市坪西町796-6 松山競輪場
2020年の松山競輪場でのイベント、当日は晴。毎年トラックフィールドの野外と観客席下の屋内で行っていましたが、感染症対策のため規模を縮小しての野外のみの開催となりました。ですが、いつも屋外屋内に分かれていたイベントが野外でひとつになり行われ、会場の雰囲気は例年以上に盛り上がりました。もちろんフィールドでの待機中はマスク着用、走行中などマスクを外す時は人との感覚を保ち、感染症対策の意識をしっかり持ちみなさまのご協力でイベントを進行させていただきました。
開会式では
▼伊藤豊明さんの開会式挨拶
今回の開催は日本名輪会の伊藤豊明さんの名輪会入り記念イベントでもありご挨拶をいただきました。いつもお世話になっている選手会と競輪界、そして松山市の施設の競輪場と、組織の皆様にもささえられたイベントとして継続させていただいております。
ライブパフォーマンス
前回より会場を盛り上げていただいているBMXショーチームLUSHさんによるフラットランドBMXのステージは圧倒のパフォーマンス。
今年から新たなツールCOGY(足漕ぎ車椅子)
▲手を叩く音の方向に進む視覚障がいのハンドサイクル体験 |
▲タンデム自転車が電動3輪車など、コース上多数の体験 |
2020年から新たなツールとしてCOGY(足漕ぎ車椅子)が登場。身体障がいの方々にも競輪場のバンクを体験できるようになりました。グッドマン博士の言葉「失ったものを数えるな!残されたものを最大限に生かせ!!」にもあるように、参加者の能力を引き出せるツールがまたひとつ増えました。
うそ〜信じられない。脊損で足が動かない僕が自分で漕げた!脳性まひ・パーキンソン・片麻痺・認知症など諦めるのはまだ早い貴方ならこの可能性の扉を開けますか?
重度障がいの方々へのCOGY(足漕ぎ車椅子)の可能性
▲足漕ぎ車椅子「COGY」で重度障がいの方もコース走行可能に |
▲この笑顔を全ての重度障がいの皆様の笑顔につなげたい |
重度障がいの二宮真緒さん。普段は車いすの移動もゆっくりな状況。COGY(足漕ぎ車椅子)をぜひ体験してもらいたいと思いました。そして1メートルでも自力で動けたら喜んでくれるのではと声をかけたました。ナントナントバンクを4周するという想像もしていなかった成果に驚きました。閉会式の挨拶での感想を述べていただいた時、感動の涙が止まりませんでした。
将来のパラスポーツ選手を感じる一面も
小児癌で3歳までに両目摘出した石丸翔君。このイベントに参加し始めた当時は小学生低学年だったが2020年現在は高学年。体格も大きくなりロードのタンデムに乗れるならと名輪会の伊藤豊明さんとバンクを走行。その後、副理事長の岡本とバンクを思い切り走る姿はまるでパラリンピックの選手の様でした。