タンデムと水上バイクを楽しむ in モンチッチ海岸(愛媛県「三浦保」愛基金事業)

タンデム自転車NONちゃん倶楽部2019モンチッチ海岸

タンデム自転車NONちゃん倶楽部2017もんちっち海岸

全身で夏を満喫!”やればできる”を実感

令和元年(2019年)7月28日(日) 愛媛県松山市立岩川河口 モンチッチ海岸


今年で第6回目の開催となりました松山市北条にある立岩川 河口モンチッチ海岸でのイベント。 当日は完璧な夏空。朝から急激な気温の上昇により、各地で「熱中症」が続出する暑さ。いつもNONちゃん倶楽部に協力していただいている松山市の農家、平井様から今年もたくさんの赤ジソをいただきシソジュースを手作りし会場に持ち込みました。さらにいつもお手伝いいただいている胃袋つかみ隊の湯川様より特製の梅ジュースと漬物を頂き、参加者の熱中症対策は万全です。

参加者:視覚16名・知的11名・肢体2名・家族・介護者37名の参加者合計66名 。スタッフ:ジェットプロジェクト(水上バイクスタッフ)のボランティア24名・大学ボランティア11名・タンデム自転車パイロット30名・ボランティア27名のスタッフ合計92名。総勢158名の大イベントとなりました。

 

障がいなんて吹っ飛ばせ!!

モンチッチ海岸で行われるこのイベントは、NONちゃん倶楽部の今年のテーマ「あきらめない天使にを!!」を叶える舞台のうちの1つです。
NONちゃん倶楽部では、今年のサイクルチャレンジ2019競輪場(2019年6月松山市競輪場で開催)より重度障がい者の受け入れができるようになりました。この時、タンデム自転車に初めて乗った重度障がいの渡辺楓雅くん(8歳)が今回のイベントにも勇気を出して参加。公道走行が初めてとあって「こけたら怖い」と言っていたのですが、立岩川沿いタンデム自転車コースをお母さんに並走してもらい、不安もなく歓喜の声をあげながら 風を切って走りました。その姿は重度障がいの方たちの大きな希望の幕開けになったと思います。 午後から楓雅くんは海デビュー。まずビーチスター(水陸両用車いす)に挑戦です。波に慣れていなかったため海水に浸かることから体験。その後、水上バイクとパワーボートに何度もチャレンジしてくれました。太陽に照らされた楓雅くんのその笑顔は、お母さんに未来の力を感じていただけたと思っています。イベント終了後も海から帰りたくないと泣く楓雅くんの姿が印象的でした。

 

ジェットプロジェクトのメンバーに感謝!!

常連になっている今治苅田グループも、元気な顔をそろえて参加。ビデオに向かってピースサインが出始めた拓也くん。西条からは久枝さんが沢山の仲間に声をかけて、家族で参加。口コミ情報が何よりの強みです。 NONちゃん倶楽部の活動方針に多大なる影響を及ぼしている、重複障がい(視覚・右まひ)野村比呂志さんの、6年連続の参加は何よりも嬉しいこと。そして初参加組の家族からも「全身で夏を満喫できた」と喜んでもらいました。今年はジェットプロジェクトのボランティアスタッフも増え、水上バイク・ビスケット体験に何回も出動、特にパワーボートは大忙し。多数の対応に感謝いたします。

 

驚くべきチャレンジャーに変身

鹿児島から3年連続で参加の外園さん(視覚)。3年前のこのイベントで知り合った大阪の小山さん(パイロット)と二人で、 前日に「しまなみ海道サイクリング」今治~尾道を往復。おまけに難所と言われている「亀老山展望公園」にまで走ってきたのだとか。この二人の健脚ぶりには驚きです。今回のイベントの最後に、2018年に鹿児島の走行許可が下りてから、外園さんご自身が結成したタンデム自転車のチームTシャツをサプライズでプレゼントしていただきました。 事故もなく熱中症にもならず、無事大イベントを終えることができました事に感謝です。

 

〜〜〜〜●参加者の声●〜〜〜〜

 

学生ボランティア 愛媛大学 橋田竜之介

 

障がい者の方との交流は今回が初めてで、分からないことばかりでしたがボランティアの方の説明を聞き積極的に活動に参加する中で、この活動の楽しさ難しさがわかりました。 さらに障がい者の方が皆さん楽しそうにマリンスポーツを楽しんでいる姿も非常に印象的で私もより一層活動に貢献していきたいと思いました。